嗚呼、愛しの天然パーマネント

私は天然パーマだ。ニューモ育毛剤の成分効果と副作用危険度を調査!私の口コミを暴露…!

天然。それは生まれながらの。

オンギャアとこの世に生を受けた瞬間から、私の剛毛針金ウネウネヘアー人生が始まった。

父はちょっとくせっ毛で、母はまあまあのくせっ毛。

マイナスとマイナスでプラスになったのかはどうか知らんが、そんな二人が合わさってできた私は、超が付くほどの天然パーマ。

小学校のプールの授業が大嫌いだった。だって学校にドライヤーないじゃん。

林間学校が大嫌いだった。だってドライヤーで念入りに髪を乾かす時間もらえないじゃん。

風呂の時間が30分ってありえないからね。髪乾かすだけで30分なんですよ、こちとら。

なんで他の女子は濡れたままの髪で無邪気に笑ってられるんだろう。

なんでドライヤーに固執してないんだろう。

サラサラロングヘア―?なんだそれ。

お母さんが毎朝編み込みしてくれる?ふーんよかったね。

髪が細くて絡まる?ふざけないでいただきたい。

濡れた状態から、「自然乾燥」というセカイイチ怖い四字熟語で乾きつつある、うねり猛る前髪を必死で抑えて筆算を解く4時間目。その悲哀。

給食の準備で盛り上がる教室から飛び出してトイレに駆け込み、前髪をビシャビシャと濡らした後の鏡に映った自分の顔。その屈辱。

あれから私も大人になって、絶対に飼いならすことなんて不可能と思っていた自分の髪と、なんだかんだでうまくやっている。

美容室で「パーマあててます?」と聞かれることにももう慣れた。

「えっ?天然パーマですか。素敵。いい感じにカールしてて可愛いですね」

そう言ってもらえることにはまだちょっと慣れていない。

でも心の中でそっと思ってるよ。

「そうでしょ」って。