玉ねぎをおじいちゃんの頭に塗った話

今回は幼いころの私の思い出話になります。

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「ちょっとなにやってんのよ!」

おじいちゃんの背中にのって頭の毛をプチプチ抜いている私に対して母は怒鳴りました。小さい頃の私はおじいちゃん子で、居間のこたつでテレビを見ているおじいちゃんの背中によく登っていたのです。そしておじいちゃんの頭を触りプチっと毛を抜く、それが幼心に妙に楽しかったのです。

そのたびに母が「アンタね、おじいちゃんの少ない毛抜いたら可哀想でしょ!おじいちゃんも何か言ってやりなさいよ」と言うと、おじいちゃんは「な~に、かわいい孫に抜かれるなら嬉しいもんや。どうせ抜けるもんやからな、はっはっは」と笑っていました。

そしてある日のこと、母が唐突に「アンタおじいちゃんの頭触るのそんなに好きなら、玉ねぎでも塗ってあげなさいよ!玉ねぎは髪の毛にいいって昨日テレビで言ってたのよ」と言い出したのです。おじいちゃんもおじいちゃんで面白がっていたので、塗ることにしました。

それは、玉ねぎを千切りにして蜂蜜と混ぜるというもの。母が作ったソレを幼い私は、手をべたべたにしながらおじいちゃんの頭に塗っていきました。そんななか「本当に効果あるの?」と隣の部屋から顔を出したおばあちゃんに、おじいちゃんは「なんでもええ、なんでもええ、孫がやってくれるっちゅうなら、なんでもええ」と笑いながら言っていました。

とはいえ一回しかやらなかったからかもしれませんが、育毛効果はなかったです。それでも「ありがとなぁ、ほんまに優しい孫や」とおじいちゃんは、私を褒めてくれました。

結局おじいちゃんの髪の毛は増えませんでしたが、今でも時々思い出す大切な思い出です。そしておじいちゃんは今でも大人になった私に「昔、あたまに玉ねぎぬって髪を生やそうとしてくれっとよなぁ、ほんまに優しい孫や」と言ってくれています。おおらかで優しいおじいちゃんが、私は今でも大好きです。